お客様を描くという、クリエイティブ
いやー、本当に学んだーっ!という感じです。
オンラインで定期開催中の「アイデアの見つけ方」ワークショップでいつも通り、絶賛準備中だった先日のこと。
事例のウェディング 業界の勉強に、とこちらの企業で主催されたオンラインセミナーを視聴していた時、聞き慣れない言葉が。
【sozo株式会社 コロナ禍のメディア討論会】
https://www.sozoinc.jp/academy/5
「最近、いわゆる姫子さんや華子さん達の動きはどうですか?」
「そうですね、やっぱりこうしたい!っていうイメージはお持ちみたいで。
逆に貴子さん達が、こういう時代だからと動きに変化が〜」
一瞬、誰???となりましたが、
視聴しながらネット検索で出てきた
情報を見て、思わず笑ってしまいました。
ゼクシィさんが作った「クラスタ」でした。いわゆる、新婦さんになる女性を8つのタイプ別に分けるオリジナルのワードをゼクシィさんが生み出し、業界で浸透した、との事でした。
さすがリクルートさん。こうしたネーミングを作る方も、そして、このワードをそのまま容認して受け入れる社風も、本当にさすがです。
ちょうど私のワークショップに来られた方もウェディング 業界でのお仕事に関心をお持ちで、
やはり「姫子さん」「華子さん」「貴子さん」の話に、なるほど❗️と共感。
「お客様層をこんな風に考えると、自分がやりたい仕事は、どんな女性が関心を持つかイメージ湧きますね❗️」
まさに、おっしゃる通り。
お客様のイメージをリアルに描くことで、その求めるニーズや叶えたい夢をふとした声から拾っていく。
マーケティングのセンスやアイデアの源とは結局それに尽きるかな、と思います。
たとえば、ペルソナって、あるじゃないですか?マーケティングの専門書なんて紐解くと、
「20代女性、OL、独身」とか
「30代女性、経営者、パートナーあり」なんて風によく書いてます。
ここだけの話、自分はこんな人の分類や括り方が大嫌いで。笑
20代女性、30代女性?いろんな方いますよー、センス無い括り方だなあ、そんなんじゃ、何も掴めないよ、と思ってしまいます。本や記事なら、その瞬間、読む気失せます。
男性も女性もいろんな人がいて、簡単には一括りなんて出来ないのが当たり前で。
だから、自分のお客様をどこまでリアルにイメージして描くか?
より実感のこもった言葉を作るのも、
クリエイティブそのものだと思います。
淡々とニーズの分析、なんてやっちゃ、
むしろダメダメじゃないかと。
「今は、こんな悩みがあるよね」
「きっと、こんな事に困ってるよね」
と、実感込めて考えられる人しか、共感や反響が起きる企画なんて出来ない、今のような状況は特にそうだなー、と別の日にあるニュースを見て思いました。
「そもそも、`お客様’なんて名前の人間がいるかー!」と、ある方がおっしゃってましたが、
こんな時だから、「今、この状況で自分に何ができるだろうか?」と考えること自体が貴いことでもあり、
人らしい心や気持ち、思いやりからもアイデアを考えるということが大切かな、と思いました。
コロナがきっかけで始めたオンラインワークショップ、おかげさまでリピーターのお客様もいらっしゃいますので、また来週平日に開催予定です。
毎回、準備段階からいろんな発見があり、参加者の方と濃い会話ができるので、だんだん主催者である自分も学ぶ部分が多い時間です。